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maintenanceリスクを知ることの大切さ
私たちは、「なぜ、虫歯や歯周病になるのか」を漠然と理解しています。ですが、その原因はどこにあり、患者様それぞれがどのようなリスクがあるのかを理解しておかなければなりません。
MTMは、原因を把握するのはもちろんのこと、お口の中の状態を実際に見ていただくことでお口の中に意識をむけ、予防に対してのモチベーションを上げていただくことを大切にしています。
歯科医師や歯科衛生士によるメインテナンスに加え、予防には日々の患者様のセルフケアが重要なのです。
maintenanceMTMによる予防メインテナンス
MTM(メディカルトリートメントモデル)は病気の原因をしっかり把握して、患者様と情報を共有することによって協力して治していくことが重要であり、「虫歯や歯周病になることがない、健康な口腔内を維持する」ことを目指します。
MTM(メディカルトリートメントモデル)の流れ
step01初期段階のリスク評価を行う
唾液検査やレントゲン検査など、7項目の検査を行います。虫歯や歯周病のリスク検査を行うことで、患者様のお口の現状を把握します。
医師だけでなく患者様と一緒に確認することにより、予防に向けた意識やモチベーション向上のためのきっかけをサポートします。
step02患者様一人ひとりに合った予防プログラムを立案
お口の中の環境やリスクは、患者様ごとに違います。MTMによる予防プログラムでは、患者様のリスクによって内容は違って当然ですので、リスク検査の結果に合わせた予防・治療プログラムを立案します。
step03プログラムに基づいた、虫歯・歯周病リスクの少ない口腔内環境づくり
step04最小限の治療を行う
MTMにおいて行う治療は、痛みを抑えた「抜かない」「削らない」治療を心がけています。
予防・治療プログラムに則って、原因から治す治療を行います。
治療後には、今後受けていただくメインテナンスのための準備、再発を防ぐためのプランニングを行います。
step05定期的なメインテナンスを行う
MTMにおけるメインテナンスは、健康で美しい口内環境を維持していくためのものです。虫歯や歯周病の検査、プロによるケアを3ヶ月から半年ごとに行うことで、生涯にわたって健康な状態をキープしていきましょう。
リスク診断の検査
step01唾液検査
この検査は、唾液の量や性質、唾液の中に含まれる虫歯の原因菌を培養して検査を行います。
虫歯のリスク判断には非常に重要なものです。
step02レントゲン検査
お口全体、個々の歯を詳しくレントゲン撮影を行うことで、詰め物の下に虫歯がないか、被せ物があっているかどうかをはじめ、虫歯や歯周病のリスクを診断します。
step03歯周ポケット検査
「歯周ポケット」の深さ、出血や膿の有無、歯の揺れ具合を検査します。
step04写真撮影
口腔内やお顔の写真を撮影することで、虫歯や歯周病、歯並びなどの状態を把握します。
左右が対称かどうか、噛み合わせの診断を行います。
step05模型診断
お口の状態によって、噛み合わせをより深く診断するため、模型をとることもあります。
step06PCR(プラーク・コントロール・レコード)検査
磨き残しや歯ブラシのクセは、自分で見てみないことにはわかりません。そのため、「どこが磨けていて、どこが不足しているのか」をチェックします。今後の歯ブラシ指導などのため、重要な検査となります。
step07食生活アンケート
食事のリズムや時間の開け方など、「虫歯や歯周病になりやすい」傾向があるかどうかを確認します。
患者様に約3日分の食事に関するアンケートを採り、虫歯や歯周病のリスクを診断します。
予防プログラムを立案するためには、これらの検査やアンケートによって患者様のお口の状態などを理解する必要があります。
ぜひ、この機会に一緒に状態を把握し、最適な予防をおこなっていきましょう。